【韓国の外貨準備】2年連続で減少した「4,201億ドル」

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2024年も定点観測を続けます。2024年01月04日、『韓国銀行』は「2023年12月時点での外貨準備」を公表しました。以下です。

2023年12月
外貨準備高:4,201億ドル(約60兆2,507億円)
(前月比:+31億ドル)

<<内訳>>
⇒Securities:3,737億ドル(約53兆5,961億円)
(証券類)
前月比:+16億ドル

⇒Deposits:220億ドル(約3兆1,552億円)
(預金)
前月比:+14億ドル

⇒SDRs:151億ドル(約2兆1,656億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:増減なし

⇒IMF position:46億ドル(約6,597億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:+1億ドル

⇒Gold:48億ドル(約6,884億円)
(金)
前月比:増減なし

円換算は2024年01月04日「1ドル=143.42円」のレートで算出

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Korea’s Official Foreign Reserves (As of the end of December 2023)」

当月は「4,201億ドル」となりました。これで2023年が締まりましたが、2022年01月からの外貨準備高の推移を見てみましょう。以下です。

韓国メディアは「2カ月連続で増加した」と書くでしょうか、韓国の外貨準備は2022年02月「4,618億ドル」あったものが「41.7億ドル」減少しているのです。

年末の金額が締まりましたから、2019~2023年を比較すると以下のようになります。

上掲のとおり、2021年(12月末時点)の「4,631億ドル」から2年連続で減少した――というのが本当のところです。

「2カ月連続で増加」というよりは、外貨準備が積めなくなっているという全体トレンドの方が問題です。2024年はこれを戻すことができるかどうか――が問題です。

(吉田ハンチング@dcp)

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