韓国通貨「ウォン」と「KOSPI」(韓国総合株価指数)の高安トレンドに注目しております。2020年03月12日(木)の韓国時間(Money1では韓国株式市場が開いている09:00-15:30を仮にこう呼んでいます)が終了しました。まず、為替です。ドルウォンは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
上掲は1分足(ローソク足1本が1分間の値動きを示します)ですが非常に「ウォン売り・ドル買い」が強く、現在「1ドル=1,208ウォン」に達しています。ウォン安なので株安ですが、こちらはけっこう深刻な事態でKOSPI(韓国総合株価指数)は以下のように締まりました。
先の記事でもお伝えしましたが一時は「1,808」まで下げたものの、終値「1,834」までなんとか戻りました。KOSPIがここまで下げたのは久しぶりのことです。時間軸を長くとった以下のチャートをご覧ください。
同水準まで下げたのは2015年08月21日、2016年02月11日までさかのぼらないと確認できません。これより下となると、底は2013年06月26日の「1,770.53」。それより安値となると、2012年07月25日に記録した「1,758.99」があります。しかし、さすがにそこまでは下げないだろうと思われます。
いずれにせよ「空売り規制強化」はマズかったのではないでしょうか。先の記事でも少し触れましたが、当局が自ら「ファンダメンタルズが悪い」と認めたようなものですし、また規制を強化したところで本当に効くかどうかは疑問なのですから。
新型コロナ相場で世界的に株式市場は大変なことになっていますが、明日以降も目が離せません。
為替市場はこれからも世界を一周して続きますので、また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年03月12日(水)23:12現在(日本時間)のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめました。とにかくここまでのところ、まあ下げません。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)