韓国「対米関税交渉に必死」。米国-日本の合意に「ああ、やばい!」

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アメリカ合衆国の高関税の猶予期間が2025年08月01日までです。そのため、合意していない韓国は総力を挙げて対米交渉に臨んでいます。

とはいっても、李在明(イ・ジェミョン)政権の閣僚は先日候補に指名されたばかりであって、ドタバタで渡米した――というのが本当のところです。

もちろん十分な準備があったとは見えません。

先にご紹介したとおり、韓国側が「2+2」と主張する会談は、ベセント財務長官によってドタキャンされ、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長はマルコ・ルビオ国務長官に会えませんでした。

冷遇されているんじゃないのか――という話ですが、韓国の大統領室は「合衆国側の会談キャンセルには含むところがあるわけではない」と強弁しています(あくまでも韓国側の意見です)。


↑韓国の金正寛(キム·ジョングァン)産業通商資源部長官はルトニック財務長官と会談を行いました。

2025年07月24日(現地時間)、「2+2」がドタキャンされた産業通商資源部の部長である金正寛(キム·ジョングァン)さんは、Howard Lutnick(ハワード・ルトニック)商務長官との会談を行いました。

『Reuters(ロイター)』から、この会談前にルトニック商務長官が面白い発言をしたよ――という記事が出ています。

該当部分を以下に引用してみます。

韓国産業通商資源部の金正寛(キム·ジョングァン)長官は木曜日、合衆国のハワード・ルトニック商務長官と会談し、08月01日の期限までに関税に関する合意に至るとの意思を再確認したと、韓国産業通商資源部が金曜日に発表した。

(中略)

「われわれは、競合国の企業と比較して不利益を被ることがないよう最善を尽くすつもりだ」と、金長官は会談後に述べたと、産業通商資源部は伝えている。

金長官と韓国の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長は、ソウルが合意に至るために強い努力を続ける中、ワシントンに滞在している。

ある関係者は、交渉は「最終段階の山場」にあると語っている。

(中略)

今週、日本がアメリカとの合意を締結したことで、韓国への圧力は一層高まっている。

トランプ米大統領は、この合意によって日本が自動車や一部農産品など、合衆国製品への市場アクセスを拡大することになると述べた。

ルトニック商務長官は、トランプ大統領が日本との合意を発表した後、韓国政府が早期の合意を目指して感じている緊迫感を、合衆国当局は完全に理解していると述べた。

韓国が日本との合意を読んだとき、罵声が飛び出したのが聞こえるほどだった」と、ルトニック長官は木曜日、キム長官との会談を前に『CNBC』で語った。

彼ら(韓国)は本当に、本当に合意を望んでいる」と、ルトニックは韓国側について述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『Asahi Shimbun』「South Korea minister meets U.S. commerce secretary in effort to reach tariff deal」

金正寛(キム·ジョングァン)長官と会談を行ったルトニック商務長官は、韓国の「必死さ」を感じており、会談前に合衆国メディア『CNBC』において、「(合衆国と)日本との貿易合意を見た韓国から罵声が飛び出したのが聞こえるほどだった」と軽口を飛ばしています。

ルトニック商務長官は何と述べたのかというと――、

“I could hear the expletives out of Korea when they read the Japanese deal because the Koreans and the Japanese […] they stare at each other,”

「韓国が日本の合意を読んだ時の罵声が聞こえた。韓国と日本は互いに睨み合っているからだ」

“So you can imagine what they were thinking when they saw that Japan made that deal […] They were like, ‘Oh man!”

「だから、日本があの合意を結んだのを見たとき、彼らは『ああ、やばい!』と思ったろう」

――です。トランプ大統領が誇っている日本との妥結は、韓国を「ああ、やばい!」と思わせ、必死にならせるように作用しただろう――というわけです。

残すところ1週間。韓国は合衆国と関税について妥結することができるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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