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韓国『サムスン電子』、絶好調の台湾メーカー『TSMC』に差を広げられる!韓国メディア危機感を表明

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サムスン電子』は半導体の製造・販売で韓国経済の屋台骨を支える企業。先日、同社の2020年第1四半期の決算(暫定値)が発表された際には、「新型コロナウイルス騒動があったにも関わらず、市場予想を上回った」と韓国メディアの一面を飾りました。

ところが、『サムスン電子』だけが好調だったわけではないのです。

台湾の半導体ファウンドリー『TSMC※1台湾積体電路製造)は、第1四半期の決算で売上は前年同期比42%増3,105億9,718万台湾元(約1兆1,117億円)を達成。03月単月で見ても「1,135億1,959万台湾元」(約4,063億円)で単月過去最高の売上を達成。

ここで問題は、半導体分野において、台湾メーカー『TSMC』と韓国『サムスン電子』は熾烈なシェア争いをしているということです。

2020年04月14日、韓国メディアには「サムスン電子がシェア争いで突き放されるかも」といういささか悲観的な記事がでています。以下に一部を引用します。

(前略)
『TSMC』は昨年第4四半期のファウンドリー市場シェア52.7%を占めた業界1位だ。2位は『サムスン電子』(17.8%)で格差は結構ある。『TSMC』が第1四半期の好実績を収めているため、半導体業界では、『サムスン電子』のTSMC追撃が難しくなるという話が出ている

(中略)

現在、サムスン電子とTSMCは、5ナノ以下の微細プロセスを適用したチップの生産において技術競争を繰り広げている。

TSMCは5ナノ工程で作成されたチップを今年上半期、サムスン電子は今年の下半期に量産する計画だ。

『台湾エコノミックデイリー』など台湾現地メディアは13日(現地時間)、「アップルが最近TSMCにiPhoneの12のモバイルAPである『A14バイオニック』チップを注文した」とし「このチップはTSMC 5ナノラインで製作される予定」と報じた。

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「サムスンとの差を広げるTSMC…『iPhone12チップもTSMCが作る』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)

韓国の屋台骨を支える『サムスン電子』のことだけに、韓国メディアは『TSMC』の躍進が気が気でないようです。

※1
TSMCはTaiwan Semiconductor Manufacturingの略

(柏ケミカル@dcp)

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