ビットコイン先物は堅調で推移し、無茶なボラティリティーながら投資家の注目を集めるようになっています。「詐欺だ」とかいろいろ言われてきましたが、お金を投じる人は引きも切らず、その加熱ぶりには「これからだ」という感じすらあります。
ヒートアップに歯止めが掛からない中、12月11日、Bloombergに「ビットコイン、約4割を1,000人の『クジラ』が保有か―売買で結託の恐れ」という興味深い記事が掲載されました。
11月12日、約180億円相当の2万5,000ビットコインを誰かが一気に取引所へ移動させた。保有者による売却が近いのでは、とネット上は騒然となった。
アーロン・ブラウン氏(Bloombergのコラム執筆者)は「ビットコインの40%前後は恐らく1,000人程度に保有されており、現在の価格ならその全員が保有枚数の半分程度を売りたくなるかもしれない」と指摘した、とのこと。
また、「大量保有者はビットコイン初期からのホルダーであることが多く、そのためお互いに顔見知りであることも多い。相場の上げ下げで連絡を取り合い、結託することもあるのでは?」と推測しています。
⇒引用元:『Bloomberg』「ビットコイン、約4割を1,000人の『クジラ』が保有か―売買で結託の恐れ」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-10/P0NGLZ6JTSEI01
本当にそうかは不明ですが、この加熱相場だと「売りたくてもなかなか売れない」のは確かだと思われます。ある程度まとまった量が売りに出されるだけで大暴落の引き金になりそうですからね。
(柏ケミカル@dcp)