「リブラ」とは? 実は「Facebookのもの」じゃない

暗号資産「Libra(リブラ)」は、Facebookが発行を予定している、とされる「暗号資産」兼「通信インフラ」です。ブロックチェーン技術を基に開発されていることは、これまでの暗号資産、例えば「Bitcoin(ビットコイン)」などと同じですが、実際の通貨を担保としている点が異なっています。リブラは準備資産を集めてこれに裏打ちされた実際に使用可能な「お金」を目指しているのです。

Facebookはアソシエーションのメンバーである

Facebookがこのリブラをコントロールするのかというと、実はそうではありません。「Libra Association(リブラ・アソシエーション)」という中立の組織をつくり、ここがリブラのブロックチェーンを管理します。また、リブラ・アソシエーションは中立を貫くためにFacebookをはじめとする最大100団体のメンバーで構成され、アソシエーションの運営資金を拠出する代わりに利子を受け取れる仕組みです。

ですから、「Facebookが暗号資産をつくり管理する」という思い込みは正しくありません。しかし、Fcaebookが持つメッセンジャー機能を使ってリブラをためたり、送信したりといったことが簡単に行えるようになると想定されていますので、Facebookに大きなメリットがあることは確かです。世界中の人が使うようになれば、「お金」のインフラになりますからね。

リブラが目指すものは、世界中の人が簡単に使える「国境なき決済システム」なのです。

なかなか野心的で夢のある話なのですが、「本当にFacebookがアソシエーションの1メンバーにとどまるのか」や「Facebookが独裁的な力を発揮し利益を独占しないのか」といった疑念は持たれています。また、同様のコンセプトであちこちの企業が動いているのも確かで、ライバルバルは多い上にリブラが世界中の人に安心して使ってもらえるようになるのかはまだ不明です。

(柏ケミカル@dcp)

1件の返信

  1. 2019年10月28日

    […] 「リブラ」とは? 実は「Facebookのもの」じゃない […]