にわかに信じがたい報道が出ました。韓国の国防部が「F-35Aに追加でF-35Bを20機購入する」ことを決め、10月の合同参謀会議で最終承認を受ける予定だというのです。
韓国メディア『中央日報(日本語版)』の記事から以下に引用します。
韓国軍が次世代戦闘機(FX)第2次導入規模を当初の計画の倍に増やし、軽空母に搭載する垂直離着陸型ステルス戦闘機も導入することにした。事業の規模だけで8兆ウォン(約7,120億円)水準になると推算される。
複数の軍消息筋によると、軍当局はF35を追加で40機導入することにした。当初の20機から倍に増やしたのだ。
うち「韓国型軽空母」から出撃できるF35B(垂直離着陸型)機種20機を先に導入する。
その後、F35A(滑走路型)20機を追加を導入する計画だ。
軍当局は最近、こうした計画を出し、10月の合同参謀会議で最終承認する方針だ。
軍情報筋は「当初、次世代戦闘機(FX)第2次事業の規模は20機だったが、軽空母の導入に合わせて倍に増やし、F35Bの導入日程も操り上げることにした」と説明した。
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
(追加)調達するはずだったF-35Aを先送りにして、韓国版軽空母用のF-35Bを先に導入するというのです。
すごい判断です。「導入することにした」もなにも、まだアメリカ合衆国が売ってくれるかどうかも分からないというのに。
合衆国が販売を拒絶したら面白いのですが。拒絶された時点で空母造っても「ナニを載せるの?」になりますから。
(柏ケミカル@dcp)