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ロンドンから逃げて……行き先はパリ?

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久しぶりにヨーロッパ圏の話題です。ブレグジットの問題はまだまだ続きますが、とにかくイギリス政府がEU離脱を撤回しない限り、イギリスとEU圏の間には何らかの厚さの壁(薄くなるか厚くなるかは交渉次第)がドーンとできるのは間違いありません。

イギリスは金融一本で食べている斜陽帝国で、これまではシティの繁栄が国の繁栄でウヒョヒョだったのですが、EU離脱で金融関係の企業のイギリス脱出が始っているのです。

人の落ち目は自分のチャンスというわけで、パリ(フランス)とフランクフルト(ドイツ)の間で、企業と人を誘致するバトルが繰り広げられいます。

バトルの趨勢がどうなっているのかを客観的に示すデータはありませんが、ECB(欧州中央銀行)の本部があるフラクフルトの方が、何かと都合がよさげなのですが、パリでも、

HSBC
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ
シティグループ

などの有名企業、また資産運用会社がパリへの拠点設置、それに伴う雇用拡大が見られるようです。また、パリはEBA(欧州銀行監督機構)の移転先になっています。

どうにもイギリスからしたら「ぐぬぬ……」なのですが。

(柏ケミカル@dcp)