韓国メディア『中央日報(日本語版)』に今さらの記事が出ました。韓国の家計負債が2020年09月末基準で1,941兆ウォンに達し、対GDP比で「101.1%」となったことについて、これはもう事実上「世界一」だとしたのです。
Money1ではずいぶん前から韓国の政府債務・家計債務・企業債務についてご紹介してきましたので、読者の皆さんも何を今さらとおっしゃるでしょう。ただ、韓国メディアが自らを世界一であると認めた点に面白さがあります。先からご紹介しているとおり、なぜか韓国メディアには時に「どうにも暗い」自虐的な記事が出るのです。
同記事から面白い点を一部、以下に引用します。
韓国の不名誉な「世界最高」の目録がもうひとつ増えた。昨年9月基準で1941兆ウォンに達した家計負債の話だ。国内総生産(GDP)比の割合は101.1%まで上がった。100%を超えたのは今回が初めてだ。
(中略)
世界的に比較しても圧倒的だ。
数値には細かい違いが生じるが、国際金融協会(IIF)の調査でも韓国の100.6%は世界平均の65.3%を大きく上回る。消費が貯蓄より多い過剰消費で有名な米国の81.2%よりも高い。
比較対象34カ国の中ではレバノンの116.4%に続き2位だ。レバノンは昨年8月のベイルートの港湾爆発でGDPの30%ほどが減少した特殊状況である点を考慮すれば事実上韓国が世界1位ということだ。
レバノンは、あのカルロス・ゴーンさんが逃げ込んだ国ですが、財政破綻して経済は大変なことになっています。韓国より家計債務が上の国というのは、財政破綻した国なのです。
ですので、事実上世界第1位というだけではなく、韓国も財政破綻する可能性が高い、と考えるべきなのです。
(吉田ハンチング@dcp)