2024年12月14日(土)、韓国の国会で「大統領の弾劾訴追案」が可決され、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの大統領としての職務は停止されました。
12月03日の、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領による非常戒厳宣布を「内乱」と呼び、最大野党『共に民主党』は、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんを内乱罪で裁けと主張しています。
左派・進歩系に阿るは韓国に数多あります。
↑文在寅が設置した「高位公職者犯罪捜査処」。一名「ゲシュタポ」。
その代表格といえるのが「高位公職者犯罪捜査処」です。
この機関は、文在寅前大統領の肝いりでつくった組織で、その名のとおり、高位の公職者すなわち、
大統領、
国会議長、
大法院長(最高裁判所長官)、
国会議員、
政府機関の上級職者、
地方政府機関の首長
などの犯罪を捜査します。
特筆すべきは「在職中だけではなく退職してからも捜査・起訴できる」ことです。
また、これら高位公職者の家族も捜査対象とすることが可能です。
大統領が最終任命権を握っており、大統領の威を借りて(大統領の意を汲んで)ハイレベルの公職者を思うさまに調査・起訴できるという機関なのです。過去の高位公職者、その家族までも吊るせるわけですから、例えば前の政権の人間をぶっ潰すのに最適な組織といえるでしょう。
そのため、一名「ゲシュタポ」です。
この高位公職者犯罪捜査処が、非常戒厳宣布について尹錫悦(ユン・ソギョル)さんを調査するとし、まず2024年12月18日に出頭して調査に応じるべし――としたのですが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領はこれをガン無視。
返事もしませんでした。
「ならば」と高位公職者犯罪捜査処は、「12月25日、10:00に出頭して調査に応じよ」としたのですが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領はこれもガン無視。
『朝鮮日報』は、
公捜処(高位公職者犯罪捜査処)は、当初の出席要請時間である午前10時を過ぎた後も「午後に尹大統領が出席する可能性を排除しない」として待機していたが、午後6時まで何の連絡もなかったため、調査は霧散したと判断した。
と報じています。傑作です。
さあ次はどうするのかしら?――なのですが、
「公捜処(高位公職者犯罪捜査処)は、尹大統領に対して3回目の出頭を要求するか、直ちに逮捕状を請求するかを近いうちに決定する方針だ」とのこと。
職務は停止されたとはいえ、尹錫悦(ユン・ソギョル)は今でも大統領です。
さあ、この文在寅の置き土産のゲシュタポは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を逮捕にかかるのでしょうか。ご注目ください。
もし大統領が逮捕されたら、大注目の事案となり、韓国は世界的に赤っ恥をさらすことになるでしょう。また、この「高位公職者犯罪捜査処」がどのような組織なのかも、英語で解説されることになるでしょう。
「大統領を逮捕できる組織って、韓国という国のルールはどうなっているんだ?」――と世界中の人々が知りたいに違いありませんから。
そのとき世界中の人は、韓国の異常性に気付くことになるのです。高位公職者を専門に捜査・起訴する独立機関なんて(起訴する権限もあることを見逃さないでください)、他国では他に類を見ない異常な組織だからです。
これは裏を返せば、大統領をはじめとして高位公職者に犯罪行為が頻発することを意味しています。だからこそ、捜査する組織がいるのですよね?
(吉田ハンチング@dcp)