世界的なリコールとなった韓国『現代自動車』の電気自動車「コナ・エレクトリック」ですが、先日ご紹介したとおり、韓国政府、国土交通部が「火事を起こした原因は『LGエネルギーソリューション』が製造したバッテリーの製造不良にある」と断定。
リコールにかかる費用は1兆ウォンとも試算されており、これを避けるため『LGエネルギーソリューション』は「製造不良による火事の再現はできていない」などと言を左右にしていました。
しかし、2021年03月04日、両社はリコール費用の分担について合意に達したとのこと。
『現代自動車』:3
『LGエネルギーソリューション』:7
『LGエネルギーソリューション』:7
これに合わせて、両社は2020年第4四半期の業績を下方修正。
2020年第4四半期業績:営業利益減少額
『現代自動車』:3,866億ウォン(約367億円)
『LG化学』:5,550億ウォン(約527億円)
小計:9,416億ウォン(約895億円)
『現代自動車』:3,866億ウォン(約367億円)
『LG化学』:5,550億ウォン(約527億円)
小計:9,416億ウォン(約895億円)
上掲金額を営業利益から差し引きました。この金額だけ見ると、「3,866億ウォン」対「5,550億ウォン」なので「41.0:58.9」で「3:7」にはならないのですが、「引当金の率と実際の金額には違いがある」と『現代自動車』は説明しているとのこと。
とりあえず両社が合意したことでリコールは進行することになりました。
(吉田ハンチング@dcp)