韓国文在寅大統領が耳を疑う発言をしています。
韓国政府が2022年の予算案を604兆4,000億ウォンとし、これにより政府債務は「1,068兆3,000億ウォン」(約101兆4,885億円)に達し、対GDP比は「50.2%」まで上がります。
この拡大予算を国民に納得してもらうために、青瓦台・大統領府では「第38回閣僚会議」における文大統領による冒頭発言を公開しているのですが、この中に驚くような発言があるのです。
以下にリリースから一部を引用します。
(前略)
拡張的財政政策は、危機の時期に、経済回復と税収の増大、財政の健全性の改善につながる好循環の効果を作り出しました。積極財政投資が経済回復速度を高め、成長率を引き上げて、それに伴う税収の増大で財政収支の赤字幅が縮小して、国家債務比率の増加速度が鈍化しました。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「第38回閣僚会議の冒頭発言」
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
文大統領という人には本当に驚かされます。以下の、文政権下の2017~2022年における「韓国政府債務の対GDP比」の推移をご覧ください。
政府債務の対GDP比は、2021年⇒2022年で「2.0%」の増加です。
2019年⇒2020年:6.3%
2020年⇒2021年:4.2%
2020年⇒2021年:4.2%
と比較すれば小さくなったといえるかもしれませんが、あなたの政権下で韓国の国家債務は異常な速度で増え、2017年⇒2022年に対GDP比で「16.0%」も増加しているのです。
また、コロナ禍と全く関係のない2018年⇒2019年の3.3%増加はどう説明するのでしょうか。
政権最後の1年間に債務の増加が鈍化しても、全体としてかつてない巨額の債務を作ったのは事実です。
こういうのを「やっておって今さら……」というのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)