2019年01月15日、メイ首相がEU首脳部と協議の末まとめた「EU離脱草案」が下院で採決されましたが、432対202で否決されました。差が230票という歴史的な大敗です。この結果を受けて労働党は「内閣不信任案」を提出。01月16日にこの不信任への投票が行われます。もし、この不信任案が可決されると「総選挙」になります。
03月29日にEU離脱が行われる予定(その後は移行期間となる)でしたが、当然スケジュールには総選挙を行う時間など入っていません。残された時間もわずかですし、EU首脳部が条件の再交渉に応じる可能性も低いといわざるを得ません。合意なきEU離脱に向かう可能性はこれでさらに高まりました。ポンドのボラティリティーはこれでさらに高まる可能性があります。
(柏ケミカル@dcp)