連日、Money1ではドルウォンレートをご紹介しています。

2026年01月09日(金)の終了時点では上掲のように「1ドル=1,457ウォン」で締まりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2025年09月末からウォン安が進行し、韓国の通貨当局は大慌てとなりました。「1ドル=1,500ウォン」突破寸前までいったのですが(恐らく当局の防衛ラインは「1ドル=1,480ウォン」だったとおお思われます)、2025年12月24日、「一気に30ウォン超」ウォン高方向に戻して、小康状態となりました。
明日が休日(韓国では12月25日は祝日)というタイミングといい、下げ幅といい、恐らく実弾を投入してウォン安進行を阻止したと見られます。
09月末から急速に進行したウォン安は、先にご紹介したとおり、非常に面白い現象でした。
ドルが強くなっていないのにウォン安がどんどん進行したからです。通常、ドル強の進行に從ってウォンも安くなります。
ところが、ドルが強まっているのではないのにウォン安が急進しました。つまり、韓国の都合でウォン安が進行したわけです。
『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の指摘によれば「韓国から外国への証券投資によって」ウォン安が進行したのです。
Money1でもご紹介したとおり、ウォン高方向に戻すことができても、ドルが強くなったらウォン安方向に戻るぞ――という状況でした。
これが現れ始めています。以下は、ドルウォンに「ドルの強弱を示すDXY」を重ねたチャートです。

↑ドルウォンはローソク足、DXYはバーチャートになっています。また、バーチャートは陽線と陰線の色がローソク足とは逆になっているので注意してください。
直近では、上掲のとおり「ドルの強さとドルウォンの上下の方向」のデバージェンス(乖離)が解消されています。
通常はDXYが上に動けば(ドルが強くなれば)、当たり前の話ですがウォンは安くなります。ところが、ドルがむしろ弱まっているのに(DXYが下に動いているのに)ウォンは安くなる――という上下動の方向性の不一致が発生していました。
これが「デバージェンス」です。
つまり、韓国ウォンが自分の都合で勝手に弱まっていっていたのです。
しかし、直近ではデバージェンスが解消されて、ドルが強まり、これに合わせてウォン安方向に動くプライスアクションを見せているのです。
何を意味しているのかというと、ドルが強くなれば、ウォン安が進行する通常運行に戻る――ということです。
合衆国が世界のあちこちに難題を吹っかけている現状ですが、これでドルが強まれば――ウォン安が再び進行するでしょう。
間もなく、2026年01月12日(月)の市場が開きます。
(吉田ハンチング@dcp)






