『Business Korea』に面白い記事が出ました。中国の半導体企業が、国内で半導体を自給するために韓国企業の人材をヘッドハンティングしているというのです。
しかも。韓国のヘッドハンティング会社に依頼して人材の引き抜きを行っているというのです。
同紙の記事から以下に引用します。
(前略)
韓国のヘッドハンティング会社は、中国の会社のために半導体エッチングの専門家を探しています。求人広告には、有名な外国企業がエッチングまたはプラズマ分野で課長を務めた経験のある修士号以上のエンジニアを募集しているとあります。
(後略)
⇒参照・引用元:『Business Korea』「韓国の半導体エンジニアを募集する中国企業」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
さらに面白いのは以下の部分です。
別の求人サイトには、10ナノDDR4 DRAMデザイナーの求人広告が掲載され、「『サムスン電子』と『SKハイニックス』の元エンジニアを優遇します」と明記されています。
広告には、最高の給与、良い住宅、労働者の子供のためのインターナショナルスクールの保証など、特例の労働条件も記載されています。
というわけで、韓国の半導体関連人材が狙われているわけです。
先にご紹介しましたが、よせばいいのに『SKハイニックス』は中国の無錫にある半導体(DRAM)工場を拡張しているのです(もうお金を突っ込んでしまいました)。
中国への人材流出、技術流出を恐れている割にはうかつではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)