韓国政府は2020年12月17日、2020年の韓国の経済成長率を「-1.1%」としたのですが……中4日で白旗です。
12月22日、韓国の経済の肝となる『韓国銀行』、金融委員会、金融監督院などの関係者がマクロ経済・金融会議を開催したのですが、企画財政部のキム・ヨンボム第1次官は「今年は-1%台の成長率を記録すると予想される」と述べたとのこと。
非常に微妙な物言いですが、予測が「-1%台」と後退しました。
さっそく韓国メディア『毎日経済』がこの後退について取り上げています。以下に一部を引用します。
(前略)
政府が17日に経済政策の方向を発表し、今年の成長率見通しを-1.1%を提示した点を勘案すれば、事実上下方修正を意味する。政府が提示した-1.1%はコロナ19 3次拡散状況が一定のレベルで制御されると仮定に基づい数値であった。最近コロナ19拡散状況を反映して、さらに調整したものと思われる。
(後略)
先には「コロナの再拡散があった場合には……」という『韓国銀行』の暗い予測をご紹介しましたが、この予測などが政府の見方を修正させたものと推測されます。「K防疫」などと誇ってきたのですが、状況はそのようなことを言っている場合ではなくなっています。韓国経済の回復にはかなりの時間を要するのではないでしょうか。
韓国ではワクチンの確保が遅れていることも影響を与えそうです。
(吉田ハンチング@dcp)