韓国「中国依存が進行して危険」二次電池の原材料「94%」中国依存

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2019年07月、日本は韓国に対して輸出管理強化を行いました。

韓国の文在寅前大統領は「二度と日本には負けない」とし、「素材・部品・装備」の国産化を推進しました。

結局、その成果は大きなものではなかったのですが、韓国は大事なことを忘れていました。日本への依存を減らすことばかりに注目していたために、中国への依存が上がっていることを放置したのです。

日本は韓国に対して輸出管理を強化しましたが、日本の場合、韓国をホワイト国から外し、諸外国と同等の扱いをすることはあっても、韓国に対して全面的に禁輸を行うといった事態はほぼあり得ません。

中国は違います。韓国が気に入らないとなれば、締め上げるために韓国に必須の品目を即座に止めるでしょう。

2022年10月末、中国が尿素の輸出を制限したために起こった「尿素水不足」は、中国依存の怖さをあらためて韓国に知らしめたはずです。

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しかし、現在でも韓国は多くの品目で高度の中国依存を続けているのです。

韓国メディア『韓国経済』が、中国依存の記事を出していますので、記事内から数字を拾ってみます。同記事のデータ基は「産業通商資源部の品目分類体系(MTI)」です。

2022年01~05月の対中国依存度

マグネシウムインゴット:100%(100%)
ネオジム永久磁石:89.8%(85.7%)

二次電池の原材料:平均94.5%(87.6%)
 酸化リチウム
 酸化コバルト
 硫酸コバルト
 人造黒鉛

( )内は2021年の対中国依存度

⇒参照・引用元:『韓国経済』「중국산 끊기면 ‘속수무책’…한국 기업들, 中 갑질 시달린다」

100%で変わらないマグネシウムインゴットはどうしようもないですが、ネオジム永久磁石、二次電池の原材料ともに昨年より対中国依存度が上昇しています。

韓国は「K-バッテリー」として電気自動車用の二次電池を主力輸出品としてきましたが、中国が禁輸措置を取れば、その瞬間に業界はおしまいです。

ちなみに「尿素」については、痛い目に遭ったのでさすがに中国依存を減らしています。

2022年の実績では、

韓国「尿素の輸入先」
中国:23.6%
カタール:28.8%
インドネシア:12.5%
ベトナム:12.4%

とのこと。中国共産党は何をするのか分からないですから、このようなリスク分散を行って、何かあったときに備えておくべきではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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