「いわゆる徴用工」問題が進むような進まないような状態になっております。
韓国メディアはまたぞろ「ボールは日本にある」「日本が韓国側の努力に呼応せよ」という意味不明な主張を繰り返していますが、ボールは日本にはありません。
そもそも「1965年の日韓請求権協定で日本の朝鮮半島に対する債務は全て片付いた」というのが日本の立場であり、それに反する司法判断を出したのは韓国の責任です。
したがって、日本が納得する解決法を提示するのは韓国の責任です。日本が納得する解決法を提示できるまでは、ボールはいつまでも韓国にあるのです。
2023年02月13日、日韓外務省局長級会談を2時間半行い、その後、02月18日に外相会談を行ったのですが、結局ねずみ一匹出ず――でした。
↑上の局長級会談を受けて行われた外相会談。35分でさっさと終わりました
「いわゆる徴用工」問題を早く解決しようというのは、日韓首脳同士の合意ですが、ことほどさように進みません。
韓国が期待しているのは、03月にインド・ニューデリーで行われるG20外相会合です。そこで日韓外相会談が行われるのではないか、そこで決まるのではないか――というのです。
以下は、2022年02月21日に行われた韓国外交部の定例ブリーフィングでのやりとりです。
(前略)
<質問>
朴振(パク・ジン)長官が徴用工交渉(原文ママ:引用者注)が最終段階だ、このような話もされましたが、それでは徴用工問題と関連し、日韓間の次の対面協議が03月初めのG20外交長官会談と予想すればいいのでしょうか。
(『メディアペン』キム・ソジョン記者)<回答>
ご存じのとおり、先週はワシントンで日韓外交次官級会談、そして土曜日にはミュンヘンで日韓大臣級会談が開催されました。今回の外務大臣級会談では、両大臣が日韓間の諸問題を解決するために、今後も外交当局間の各レベルで緊密にコミュニケーションを取っていくことにしました。
すでに先週、高官級会談が開催され、それに伴うフォローアップがあると思われます。ただ、今のところ、外交当局間で具体的な協議の日程は決まっていません。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「外交部の説明(02.21)」
韓国メディアの方は、はやっているようですが、外交部の公式コメントとしては「具体的な協議日程は決まっておりません」です。
またぞろ韓国メディアが「誠意、誠意と言っている」状態ですので、時間を取るだけ無駄というものではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)