2023年10月07日、韓国次期総選挙の前哨戦といわれるソウル市江西区庁長補選の事前投票が始まりました。
この記事を書いている07日の時点では、10:00の投票率は「約11.3%」。
12:00で「約14.0%」。10:00時点では前回地方選挙と比較して1.33%ポイント低かったのですが、12:00時点では対前回比は「-0.06%ポイント」。
時間がたつにつれて前回との差を縮めています。事前投票も盛り上がってきました。
国会では劣勢に立たされている与党『国民の力』、最大野党『共に民主党』ともにこの前哨戦で勝利して、総選挙につなげたいところです。
『共に民主党』候補は警察畑一筋の人!
『共に民主党』の候補者は、前文在寅政権下で警察庁次長を務めたことのあるジン・ギョフンさん(上掲写真)。
1989年警察大学卒業後、1991年に幹部として任用され、恩平区駅村派出所長として初めて勤務。以降、警察畑を歩いて、2013年04月20日~2014年01月20日には第21代ソウル陽川警察署長 、警察庁新警察推進団長を経て警務官に昇進。
全北地方警察庁第1部長、警察大学治安政策研究所長、ソウル地方警察庁情報管理部長を歴任。
2019年7月には治安監に昇進。本庁局長の中で最高要職である情報局長を拝命。2020年08月07日~2021年07月08日に第32代全北地方警察庁長を務め、2021年06月28日に警察庁次長を拝命し、この職のまま2022年05月に退任。
――というわけで、ジン・ギョフンさんは警察畑一筋の人です。2023年08月に『共に民主党』に入党して今回の立候補となりました。
李在明さんなぜか支援遊説を取りやめ!
『共に民主党』はこの補選を非常に重視しています。
07日の09:00、『共に民主党』は「李在明(イ・ジェミョン)さんが候補者の支援遊説に出る」という日程を急遽公表しました。
当選挙の行方に注目しているMoney1としても「おっ! 李在明(イ・ジェミョン)さんが断食以来初めて街頭に立つのか!」と「すわ鎌倉」状態になったのですが――お昼すぎには日程が取り消されてしまいました。
本当の理由は分かりませんが、断食のダメージが蓄積していて、休養に努めるためであると推測されています。
ただ、李在明(イ・ジェミョン)さんという人は「負けそう」となるとサッといなくなる人です。
この点においては前大統領の文在寅さんも同じ。情勢が不利な局面になるとスグにいなくなって、矢面に立つことはありません。謝罪とか質疑応答は部下にやらせます。
李在明(イ・ジェミョン)さんも自分に不利な情報を入手して遊説を取りやめたのかもしれません。
今回の補選については、投票率が上がるほど『共に民主党』に有利という下馬評があります。本投票は11日ですが、ジン・ギョフンさんが勝利したら、スグに李在明(イ・ジェミョン)さんが登場するでしょう。
読者の皆さまもぜひ11日の結果にご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)