中国・フィリピン「南シナ海上で一触即発の状況」

広告
おススメ記事

中国フィリピンが領有を巡って激突している南沙諸島のSecond Thomas Shoal(セカンド・トーマス礁:仁愛礁)。


↑1999年、フィリピンはセカンド・トーマス礁に第2次大戦当時の古い揚陸艦「シエラマドレ」を座礁させました。領有権主張のために小規模の海兵隊守備隊を駐留させています。

2023年10月04日、フィリピンは上掲の「シエラマドレ」への補給業務を行おうとしていたところ、中国の海警局がそれを阻止するように船の行く手を阻みました。

両国の艦船はあわや接触という1メートルの距離まで近づき、4時間のにらみ合いとなりました。



↑YouTube『TBS NEWS DIG』チャンネル「『かなり近いぞ!』中国とフィリピンが南シナ海で4時間の“にらみ合い”あわや衝突寸前の場面も」

↑YouTube『日テレNEWS』チャンネル「中国海警局艦船がフィリピン巡視船を妨害…距離1メートルまで接近 南シナ海」


↑南沙諸島のセカンド・トーマス礁の位置/PHOTO(C)Google Map

当該場所は上掲のとおりですので、誰がどう見ても中国の領海・領土ではありません。先にご紹介しましたが、そもそも中国の南沙諸島に対する領有主張は国際法違反として退けられているのです。

にもかかわらず、中国側は「フィリピンの艦船が中国政府の許可を得ずに中国の海域に侵入した」と主張しています。日本は他人事ではありません。尖閣諸島、また沖縄に対して中国が同様のことを行うだろうからです。

台湾有事の前に、南シナ海で軍事衝突が起こる可能性が高まっています。

(柏ケミカル@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました