電気自動車が自然発火して炎上するという事件が止まりません。
2024年09月01日18:10頃、中国安徽省淮南経済開発区のある穀物油会社の工場内で充電中の電気自動車が突然発火。
クルマのオーナーさんが発見し、すぐに充電プラグを抜き、通報して助けを求めましたが、消防隊の皆さんが到着したときには、電気自動車が激しく燃えており、工場全体に黒煙が立ち込める状況でした。
オーナーさんによると、車は充電中に自然発火したとのこと。車の電源が切れていることを確認した後、延焼を防ぐため、消防隊はすぐに消火活動を行い、およそ40分後には火はほぼ鎮火した――とのこと。
この2日後、09月03日には、浙江省嘉興市海寧のある4S店※の外に駐車されていたメルセデス・ベンツの電気自動車が自然発火しました。
火事を起こしたのはメルセデス・ベンツ「EQB」でした。
Sales(販売):車両の販売
Spare parts(スペアパーツ):正規のスペアパーツや部品の提供
Service(サービス):メンテナンスや修理などのサービスを提供
Survey(顧客満足度調査):顧客満足度の調査やフィードバック
の4つを提供するお店のことで、中国では一般に使われる言葉ですが、簡単にいえばディーラー店のことです。
鎮火しましたが、隣に駐車してあったクルマにも被害が及んでおり、こちらももう売り物にはならないでしょう。
2024年08月16日には充電中のベンツの「EQC」が炎上する様子が監視カメラの映像に捉えられています。
↑広東省広州市番禺区で充電中に突然爆発音を発し、車の前部から煙が出て、その後すぐに火が広がり、大量の煙が立ち上った。
2024年07月26日、充電ステーションで火災を起こすベンツの電気自動車の動画がアップされました。
↑ナンバープレートが「雲A」なので雲南省昆明市に登録された車両です。
中国における電気自動車火災の発生は止まっていません。
韓国メディア『EV Lounge』は以下のように書いています。
(前略)
最近、中国でも走行中や駐車された状態など、さまざまな状況で電気自動車火災が起こり、不安感が広がっている。業界によると、中国では昨年08月から今年06月までに300件近くの電気自動車火災が発生したと伝えられた。
1日1件の電気自動車火災が発生する形だ。
(吉田ハンチング@dcp)