2021年03月31日、『韓国銀行』が「2020年次報告書」を提出しました。これは、簡単にいえば『韓国銀行』自身の2020年度決算書です。
中央銀行は通貨の発行権を持つため普通は赤字にはなりません。しかし、韓国ウォッチャーの皆さんならご存じのとおり『韓国銀行』は赤字になったことがあります。
今回の報告書では、
当期純利益:7兆3,659億ウォン(約7,219億円)
となっています。2019年比で2兆528億ウォン(約2,012億円)増加しました。これは『韓国銀行』設立以来の好成績です。
特に注目したいのは、海外の証券市場で荒稼ぎした点です。
有価証券売買
利益:9兆8,978億ウォン(約9,700億円)
損失:3兆3,728億ウォン(約3,305億円)
小計:6兆5,250億ウォン(約6,395億円)
利益:9兆8,978億ウォン(約9,700億円)
損失:3兆3,728億ウォン(約3,305億円)
小計:6兆5,250億ウォン(約6,395億円)
韓国ウォッチャーから注目され、かつて『韓国銀行』を世界的にも珍しい「赤字の中央銀行」にした「通貨安定証券」についても報告されています。
通貨安定証券
発行残高:159兆2,570億ウォン(約15兆6,072億円)
発行残高:159兆2,570億ウォン(約15兆6,072億円)
通貨安定証券の残高は「昨年比:-4兆8,053億ウォン」だったのですが、負債総額は「516兆5,591億ウォン」(約50兆6,228億円)と対前年比で9%増加しました。
なかなか興味深い結果となっています。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年度年次報告書、政府提出と公表」
(吉田ハンチング@dcp)