先にアメリカ合衆国テキサス州が寒波に見舞われ、韓国『サムスン電子』の半導体工場が停止した件をご紹介しましたが、以降はとんと報道が出てきません。
実は、同じテキサスオースティンに工場を持つオランダの半導体大手『NXPセミコンダクターズ』が、非常に興味深いリリースを出しています。
以下にリリースから一部を引用します。
(前略)
テキサス州全域で発生した厳しい冬の嵐とそれに伴うガス、電気、水道の広範囲にわたる混乱がありましたが、2021年3月11日、テキサス州オースティンの半導体製造施設において、初期段階の操業を再開したことを発表しました。暴風雨とそれに伴うユーティリティーの喪失により、オースティンにあるNXPの2つのウエハー製造施設がダメージを受け、2月15日から全面的に閉鎖されました。
2月27日、施設のユーティリティーが復旧し、クリーンルームの安全性が確認されたため、従業員は施設に戻ることができました。
(中略)
第2四半期の財務ガイダンスは発表していませんが、現在の予想では第2四半期に約1億ドル(約110億円)の収益の影響があると考えています。
(後略)
というわけで、『NPXセミコンダクター』の業績に与える影響は大きなものがありますが、同じオースティンで同様の災難に遭った『サムスン電子』の工場の被害はどの程度のものなのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)