2023年07月27日、韓国『サムスン電子』が2023年第2四半期の業績を公示しました(暫定版)。
以下をご覧ください。
2023年第2四半期
総売上:60兆55億ウォン(-22.28%)
営業利益:6,685億ウォン(-95.26%)
当期純利益:1兆7,236億ウォン(-84.47%)2023年累計
総売上:123兆7,509億ウォン(-20.15%)
営業利益:1兆3,087億ウォン(-95.36%)
当期純利益:3兆2,982億ウォン(-85.29%)※( )内は対前年同期比の増減
⇒『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト
速報値の営業利益は「6,000億ウォン」でしたので、それよりは上方修正されました。6,685億ウォンですので、かろうじて黒字にした格好に変わりはありません。
また対前年同期比では、営業利益は約95%減少という結果です。
事業部別に見ると、半導体を担当するDS部隊は「4兆3,600億ウォン」の赤字を記録しました。
14年ぶりに2四半期連続の赤字で、半導体部門は上半期に9兆ウォン近い赤字となっています。
しかし、DRAM出荷量の増加により赤字幅は前四半期より縮小した。
スマホなどを担当するDX事業は、「売上:40兆2,100億ウォン/営業利益:3兆8,300億ウォン」となりました。世界的なスマートフォン需要の減少、主力機種の売上減少、中低価格帯市場の回復の遅れによって、売上高は減少しています。
ちなみに第2四半期の設備投資は14兆5,000億ウォンで第2四半期としては最低水準にとどまっています。うち研究開発投資額は7億2,000万ウォンと、やはり過去最低水準になりました。
これからメモリー半導体の減産効果が表れるはずなので第4四半期には半導体事業も黒転するのでは……とい推測が出ています。本当にそうなるのか、ご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)