本日、2023年10月31日、韓国の国会で尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領による「来年度予算案の施政方針演説」が行われます。
昨年は、『共に民主党』は施政演説をボイコットしました。検察・監査院が『共に民主党』を捜査・監査するとしたことに不満を示したためです。
本年はボイコットはなさそうで、無事に演説が行われるのですが……注目されるのは、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領と『共に民主党』の李在明（イ・ジェミョン）党首が久しぶりに直に会うだろう――という点です。
演説前には、大統領、国会の指導部、議長団、与野党代表などが集まって懇談する時間が設けられます。これは国会の慣習なので、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領、李在明（イ・ジェミョン）さん共に避けることはできません。
『共に民主党』側からすれば、「大統領は野党代表（李在明さん）と会って意思疎通を図るべき」としていましたので、いい機会となります。
ただし、政府与党『国民の力』側は、大統領と会う前に「与野党領袖会談を行うのが先だろう」と反論していました。ですので、この懇談の機会が「領袖会談にすり替えられること」を恐れています。
上掲は、2023年06月06日国立ソウル顕忠院で「顕忠日」の追悼式が行われた際に、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領と李在明（イ・ジェミョン）さんが握手した際の写真です。
2人の間にいるのが、『国民の力』のキム・ギヒョン代表です。この人は、心底『共に民主党』を憎んでいるようで、李在明（イ・ジェミョン）さんや『共に民主党』代表が近くにいると、必ずといっていいほど口をへの字に曲げています。
本日、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領と李在明（イ・ジェミョン）さんがどのような顔して会うのか、またどんな言葉が交わされるでしょうか。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
