南朝鮮「ウォン安」12日チャネル割れ ウォン安圧力はまだ強いとする理由

広告
おススメ記事

2019年12月12日(木)、韓国の「ウォン安」進行がストップしました。下掲のようにこれまでのウォン安進行のチャネルラインが破られ、トレンド変換のサインが出た形です(チャートは『Investing.com』より引用/日足です:以下同)。

買い勢力・売り勢力の力が伯仲しているため、この記事を制作している12日20時現在(日本時間)実体線のほとんどない、いわゆる「コマ足」ですが、「1ドル=1,180.70ウォン」あたりです。

もし韓国通貨当局がウォン安阻止に動いているとしたら、ほっと胸をなで下ろしているかもしれません。しかし油断はできないのです。というのは、ウォン安圧力(ウォンからドルへの交換圧力)はいまだ強いと推測できるからです。

上掲は、ドルの強弱を示す指標(INDEX)「DXY」をドルウォンチャートに重ねたものです。普通ならDXYが下がれば(ドルが弱くなれば)、ウォンも強くなりチャートでは下落する(ウォン高方向へ向かう)はずです。

ところが、12月02日から始まったDXYとドルウォンのディバージェンス(方向性の乖離)はまだ継続されています。ドルは02日以降弱くなりDXYはチャートでは下落を続けていますから、本来であればそれに連れ「ウォン高」へ進まなければならないのです。

しかし、そうはなっていません。つまり、ウォン安圧力はなお強いということです。(韓国の通貨当局がウォン安阻止で介入しているとしてですが)本当ならもっとウォン安に進んでいたはず、と考えることもできます。

というわけですのでウォン安については楽観視できません。もうすっかりクリスマス・年末モードですので「続きはまた来年」となるかもしれませんが。

(柏ケミカル@dcp)

南朝鮮「ウォン安」異常事態は12月02日から発生
韓国の通貨「ウォン」の安値進行が一般メディアでも取り上げられるようになっています。このウォン安が「急速進行」の異常事態になったのは12月02日(月)からと明確にいえます。上掲チャートのように「ウォン高のレジスタンスライン」(逆にいえばウォン...
南朝鮮「ウォン安」異常事態は12月02日から発生
韓国の通貨「ウォン」の安値進行が一般メディアでも取り上げられるようになっています。このウォン安が「急速進行」の異常事態になったのは12月02日(月)からと明確にいえます。上掲チャートのように「ウォン高のレジスタンスライン」(逆にいえばウォン...
南朝鮮「ウォン安」安値進行 通貨当局は為替介入しているのか?
2019年12月11日(水)、19:50(日本時間)現在、韓国の通貨「ウォン」は以下のような情勢になっています(チャートは『Investing.com』より引用/日足:以下同)。ローソク足が示すとおり、本日の市場が開いてからは始値より下に1...
タイトルとURLをコピーしました