なぜか韓国で政治的な著名人による自著出版がトレンドになっています。そもそも、韓国の皆さんは「あまり本を読まない」とされるのですが、2024年04月の総選挙に向けた動きと見るのが妥当なのでしょう。
しかし、今回ご紹介する先に『一度も経験しなかった法人カード』は日本人読者でも興味深く読むことができるはずです(ただしハングル)。2023年11月07日に出版されましたが、Money1でもご紹介したことのあるチョン・ヒョンヒョンさんが書いた本です。
副題は「李在明(イ・ジェミョン)夫婦の法人カードミステリーを解く」。
チョン・ヒョンヒョンさんは京畿道庁秘書官を務めました。李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事時代に、道庁の公的な法人カードを私的にバンバン使っていた――という事実を、間近で見聞きしたのです。
チョンさんは、最初が匿名の情報提供者(公益情報提供者)でしたが、2023年10月18日には自ら姿をみせて国会で記者会見を行いました。
チョンさんによると、京畿道知事秘書室は「政策チーム」と「儀典チーム」に分かれ、儀典チームはさらに「知事様チーム」と「奥様チーム」に分かれていたとのこと。チョンさんは、奥様チームのメンバーで、
京畿道知事の公館に運ぶサンドイッチや果物などをピックアップし、冷蔵庫に入れた。李在明(イ・ジェミョン)知事のワイシャツを洗濯所に預け、下着も洗った。城南市水内洞の李在明(イ・ジェミョン)知事の自宅に運ぶ寿司、牛肉なども熱心に運んだ。
――そうです。 また、
「李在明(イ・ジェミョン)知事が食べていたモーニングサンドイッチ3種セットだけで、1食3万ウォン台、1カ月で100万ウォン以上だった。(中略)公務員には『腐敗するな、金を受けるな』と言っていた人が、京畿道の国庫を自分の朝食のために使うというのはどういうことですか?」
――と指摘していらっしゃいます。
恐らく、表に出てこないだけで『共に民主党』の政治家の中には、李在明(イ・ジェミョン)さんのように公私を混同して税金で生活費をまかなっている議員は少なくないのでしょう。党首の李在明(イ・ジェミョン)さんの内実が「こんなだった」のですから。
(吉田ハンチング@dcp)