韓国では次世代の有望な産業として「AI(人口知能)」を挙げています。さて、韓国にそのようなITサービス事業を営める基盤と人材があるのかしら――と疑問ですが、その人材が流出傾向にあることが分かりました。
『Stanford University(スタンフォード大学)』の「HAI(Human-Centered Artficial Intelligennce)」が「AI Index Report 2024」を出したのですが、この(中略)に興味深いデータがあるのです。
『LinkedIn』のデータを基に、AI talent(AI人材)がどの国に純流入しているのかを推測したものです。純流入ですので、流入から流出を引いたもので1万人当たり何人かを計算しています。
プラスなら純流入で、マイナスなら純流出です。同リポートによると、以下が純流入国Top15です。
AI人材が流入している国Top3(1万人当たり)
ルクセンブルク:3.67人
スイス:1.60人
UAE:1.48人⇒参照・引用元:『HAI』公式サイト「AI Index Report 2024」
アメリカ合衆国は国内で賄えるのか「0.40人」となっています。
問題は純流出国です。以下をご覧ください。
上掲はリポートに登場する各国の時系列データですが、韓国を切り出すと……。
2023年
韓国:-0.30人
「これからAI産業で頑張らないと!」な国なのに人材流出なのです。しかも、
AI人材流出Top3
インド:-0.76人
イスラエル:-0.57人
韓国:-0.30人
インド:-0.76人
イスラエル:-0.57人
韓国:-0.30人
と上から三番目。韓国政府は次世代産業に注力する――としているのですが、大丈夫なのかと思わされる結果です。
(吉田ハンチング@dcp)