2024年01月18日、『韓国銀行』が「2024年の社債満期現況および影響の点検」という資料を公表しました。この中に注目したいデータがあります。Money1でもご紹介してきた「韓国企業は負債を異常なほど増加させている」件に関するものです。
以下をご覧ください。
2024年に満期を迎える社債が「46.5兆ウォン」もあります。これは韓国史上最大です。
2019~2021年の韓国史上まれに見る「低金利」環境で調子に乗って発行した社債の満期が、一気に到来するのです。
格付け別では、非優良等企業の満期規模が15兆8,000億ウォンで34.0%を占めます。ここが危ないのはいうまでもありません。
問題はオールオーバー(借り換え)できるのか?です。
低金利で発行した社債ですが、現在は金利が上がっており、借り換えればいい――とはなりません。借り換えると金利が上がっている分、利払いの負担が上昇するからです。
ただでさえ、ゾンビ企業が増加しており、しかも不景気です。うまく借り換えられたとしても利子負担増に耐えきれず……があり得ます。
韓国企業の社債問題にもぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)