韓国の輸出産業の一角を担ってきた精油企業が業績不振にあえいでいます。先からご紹介してきたとおり、第3四半期までで、韓国最大手4社の精油企業は合計約5兆ウォンの営業赤字を計上しています。
2020年第1~3四半期累計「営業利益」
『SKイノベーション』 -2兆2,439億ウォン
『S-Oil(エスオイル)』 -1兆1,808億ウォン
『現代Oilbank(オイルバンク)』 -5,147億ウォン
『GS Caltex(カルテックス)』 -8,680億ウォン
小計:-4兆8,074億ウォン(約4,567億円の赤字)
『SKイノベーション』 -2兆2,439億ウォン
『S-Oil(エスオイル)』 -1兆1,808億ウォン
『現代Oilbank(オイルバンク)』 -5,147億ウォン
『GS Caltex(カルテックス)』 -8,680億ウォン
小計:-4兆8,074億ウォン(約4,567億円の赤字)
そろそろ2020年第4四半期の業績がまとまりますが、これがまた赤字になると目されています。というのは、韓国メディア『毎日経済』によれば業界の予測は以下のようになっているからです。
2020年第4四半期「営業利益」予測
『SKイノベーション』 -1,788億ウォン
『GS Caltex』 -670億~-120億ウォン
『SKイノベーション』 -1,788億ウォン
『GS Caltex』 -670億~-120億ウォン
『S-Oil』『現代Oilbank』は「黒字になるかも」という予測もあるのですが、一方で『GS Caltex』と同程度の赤字になるという予測のあるのです。というわけで、2020年の韓国精油企業4社の業績は最悪になる予定なのです。
ただし、2021年下半期から精油マージン(これが4ドルないと黒字にならないとされています)が回復し、急速に業績が回復するという予測も出ています。そうなるといいのですが。
(吉田ハンチング@dcp)