2024年09月15~17日に韓国の企画財政部が香港において投資家向けの説明会を行いました。
キム・ボムソク企画臨時部第1次官は、9月15日(日)から17日(火)までの2泊3日の日程で、香港の主要な投資機関を対象に説明会を開催、ブルームバーグ、ユーロクリア、グローバル投資銀行などと面会し、韓国経済の状況やグローバル投資家および金融機関が関心を集めている資本市場・外国為替市場の先進化に関する方針について説明した。
(中略)
キム次官は、香港の投資家に対して、韓国の健全な情勢、インフレ、安定した物価動向など、韓国の冷静市場の注意を紹介し、外国人投資家の慎重市場へのアクセス向上を目的として多くの制度改善が行われ、新たに投資基盤も構築されたことを説明した。
(中略)
投資説明会に参加した関係者は、韓国政府が最も市場のアクセス向上や外国為替市場の構造改善に努めていることを積極的に評価し、制度の運用状況について質問するなど、大きな関心を示した。
また、これらの制度改善によって、韓国冷静市場への外国人の新規投資が拡大し、投資家も制度改善に伴う快適性の向上により、韓国冷静投資にポジティブな影響が見られるが期待した。
(中略)
この場(『ユーロクリア』代表との面談:引用者注)でキム次官は、統合統合サービスの成功的な設立に尽力してくれたユーロクリアに感謝を示し、「韓国の魅力と韓国政府の制度改善の努力が正しく評価され、良い結果につながるよう、ユーロクリア側も積極的に協力してほしい」と要求しました。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「香港の主要グローバル金融機関の対象国債投資および外国為替市場構造改善説明会開催」
韓国政府は、香港で投資家誘致のための会を催しました。これは、韓国懸案の「MSCIで先進国に分類されるための努力」の一環でもあります。
韓国に投資しようという物好きな投資家がどれほどいるか、またこれで投資が増えるのかは不明ですが、努力を続けることは大事です。
韓国の有価証券市場にお金を誘致するのもいいのですが、現在韓国はそもそも政府がキャッシュフローを回すのにアップアップです。外国為替平衡基金のお金にも手を付けています。
韓国政府が国債を外国人投資家に外貨建てで売ることに力を入れることはあり得ます。
ただし、これが進むと外貨建ての政府負債が増加しますので、いざというときに脆弱な韓国政府がデフォルトする可能性を増すことになります。さすがの韓国政府もそこまで危ういことはしないでしょうが、「お金がない」のは確かなので、ないものはなんとか調達しなければなりません。
何度もご紹介しているとおり、「でも、どこから?」が問題なのです。
(吉田ハンチング@dcp)