尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が今にも逮捕されそうな状況となっており、政治は断末魔の苦しみを迎えている韓国(「光の革命だ」と主張する人もいます)。
とはいえ、経済は経済で回していかないと韓国が没落するスピードが上がります。
2025年01月02日、韓国の企画財政部が「2025年経済政策の方向性」という82pもある大部の資料を出しました。『韓国銀行』はじめ各部のデータをそろえた非常に興味深い内容です。
2025年韓国経済は「こうなる」――という「読み」をまとめた表組が以下です。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2025年経済政策の方向性」
まずGDP成長率は2.0%を割り、「1.9%」となっています。これは先にご紹介した『韓国銀行』の直近の予測よりも下がりました。
またご注目いただきたいのは、消費者物価、つまりインフレレートが1.8%と、『韓国銀行』の目指す2.0%を割り込んでいます。これは経済成長の鈍化や需要不足の影響を反映した「低インフレ」と読んでいることを示しています。
韓国経済にとって最も重要なのは「輸出」ですが、(通関ベース)の輸出は対前年比で「+1.5%」とし、輸入は「+1.6」と読んでいますので、当然「貿易収支(輸出 – 輸入)」は減少します。
貿易収支が減少しますので、当然経常収支※も減少します。
そのため、経常収支の予測も「2024年:900億ドル」から「2025年:800億ドル」と減ってるのです。
※韓国の経常収支の構造
経常収支は、
経常収支は、
貿易収支
サービス収支
第1次所得収支
第2次所得収支
の合計ですが、韓国は「貿易収支」が十分に大きくないと、経常収支が黒字にならないという構造になっています。
(吉田ハンチング@dcp)