韓国だなあ……という話です。
韓国の慶尚北道安東にある屏山書院の入口に設置されていた「尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領訪問記念植樹碑」が、いつの間にか消えてしまいました。
2023年10月27日に屏山書院を訪れた尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、地元儒林※と懇談した後、書院の庭園に松の木を一本植樹しました。
※「儒林」というのは、もともと儒教を学んだ学者や知識人の集団を指す言葉です。特に朝鮮半島では、科挙を通じて官僚となった儒学者や、地方で儒教の道徳・学問を守り伝えてきた人々のことを指します。
近現代の韓国では、儒林は地方の名士や家門の代表で、伝統文化や儒教の価値観を重視する保守的な層を意味することが多く、特に儒教的伝統が根強い地域(たとえば慶尚北道安東など)では社会的影響力も残っています。
この植樹について、誰かが以下のような碑を建てました。
訪問記念植樹
大統領 尹錫悦(ユン・ソギョル)
2023年10月27日
――ところが、2025年07月02日、この記念碑がこつ然と消失していることが確認されました。
↑尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が植樹したという石碑は消えてしまいました。
誰が持ち去ったのかも分かりません。
韓国メディアの報道では、消えたのは直近1~2週間のことではないか――と推測しています。
韓国では政権交代は王朝交代です。次の政権は、前の政権のあらを探して関係者を吊るすことに血道を上げ、業績を消そうとします。
確かに、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は(よせばいいのに)非常戒厳を宣言してしまいました。しかし、だからといって植樹の記録まで消す必要があるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)