韓国「インフレ圧」増す。「名目安定 vs 体感悪化」の乖離をどう埋めるか

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2025年07月02日、韓国の統計庁が「2025年06月の消費者物価の動向」を公表しました。

以下をご覧ください。

消費者物価
2.2% 上昇

【生活物価指数】
2.5% 上昇

【生鮮食品指数】
1.7% 下落

【農畜水産物】
1.5% 上昇

豚肉:4.4% ↑
サバ:16.1% ↑
リンゴ:12.6% ↓
梨:25.2% ↓

【工業製品】
1.8% 上昇

パン:6.4% ↑
コーヒー:12.4% ↑
輸入乗用車:5.6% ↓
牛乳:1.2% ↑

【電気・ガス・水道】
3.1% 上昇

都市ガス:6.9% ↑
地熱・地域熱供給:9.8% ↑
電気料金:0.4% ↑

【サービス】
2.4% 上昇

保育・保健サービス:16.3% ↑
公共交通:4.5% ↑
国内団体旅行費:4.6% ↑
海外団体旅行費:1.1% ↑

⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2025年06月の消費者物価動向」

中央銀行である『韓国銀行』の物価目標は「2%」とされていますので、06月の2.2%はオーバーシュートです。生活実感としては「高い」と感じられるでしょう。

見立つのは「医療・保育サービス:+16.3%」で、これは急騰です。公共交通「+4.5%」も大きく上昇しており、「家計に響くコスト」の負担がじわじわ増している状況と見えます。

全体では「安定して見える」物価上昇率(+2.2%)の裏で、庶民の支出構造は重くなっていると見ることができます。

特に「食品」「エネルギー」「医療・保育」など生活の基礎をなす分野での価格上昇が続いていることが、家計に対する圧力となっているからです。

「名目安定 vs 体感悪化」の乖離かいりをどう埋めるか――がポイントです。

インフレ圧がさらに強くなると金利を上げないといけませんが、『韓国銀行』は景気対策で下げている状況です。

(吉田ハンチング@dcp)

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