＜＜重要な追記＞＞
2025年01月19日、韓国のソウル地方裁判所は尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の拘束令状を発付しました。理由は「証拠隠滅の恐れがあること」です。この拘束令状によって、尹錫悦（ユン・ソギョル）さんは韓国憲政史上初の拘置所に収監される現職大統領となりました。
拘束令状が発付されたことにより、尹大統領は正式に拘置所の入所手続きを経て、京畿道義王市にあるソウル拘置所の未決囚収容棟に収監されます。
一般の収監者と同様に、氏名、住民登録番号、住所などの個人情報を確認され、簡単な身体検査を受ける必要があります。また未決囚の囚衣を着用し、収容者番号を付けた上で、いわゆる「マグショット」（収容記録簿用の写真）も撮影されます。
＜＜以下元記事＞＞
韓国で尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領に対するの支持率が急上昇し、逮捕状を発付したソウル西部地方裁判所、高位公職者犯罪捜査処に対する怒りが高まっています。
↑2025年01月18日にも大規模な大統領支持集会は開かれました。大統領弾劾阻止、「STOP THE STEAL」などのスローガンが見られます。
「STOP THE STEAL」は、2020年の合衆国大統領選挙の際に「（選挙結果を）盗ませるな！」として登場したスローガンですが、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領支持のためのスローガンとしてすっかり定着した感があります。
デモ部隊はソウル西部地方裁判所にも押し寄せました。
↑01月18日、ソウル西部地方裁判所前で大統領擁護派の皆さんと警備スタッフがもみ合いに。
2025年01月18日は、同所で
内乱の首謀者容疑で逮捕された尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の拘束前被疑者審問（令状実質審査）が行われました。
尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の支持者の皆さんが集結したのは、令状審査に圧力を掛ける抗議活動のためです。
傑作なのは、高位公職者犯罪捜査処の処員が乗ってきたクルマが特定され、怒り心頭な皆さんにボッコボコにされたことです。
↑高位公職者犯罪捜査処のクルマにはスローガンの紙が貼られるなどひどい有様に。
↑フロントガラスにはひびが入っています。こういうのを「国民の怒り」というのではないでしょうか。
警察によると、ソウル麻浦警察署はこの日、警察官を暴行した容疑（公務執行妨害）で7人を現行犯逮捕しました。そのうち1人は「クルマを使用して警察官を暴行したため、特殊公務執行妨害の容疑が適用された」とのこと。
クルマを警察官にぶつけたようです。
また、ソウル西部地方裁判所の塀を越えて敷地に侵入した容疑（不法侵入）で22人、さらに高位公職者犯罪捜査処（公捜処）のクルマを攻撃した容疑（公務執行妨害など）で10人、取材陣を暴行した容疑で1人が逮捕されました。
韓国メディアによると、40人が連行された――としています。
この尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の拘束令状の発布可否についての判断は、早ければ19日未明に出ると見通されています。
この記事を制作している2025年01月19日、03：09時点ではまだ結果が出ていません（発付されました：記事冒頭と追記をご覧ください）。
拘束令状が発布されれば、尹大統領は拘置所への入所手続きを経て収容されます。最大20日間拘束された状態で高位公職者犯罪捜査処と検察の捜査を受けることになります。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
