2025年01月23日、『韓国銀行』が「2024年第4四半期および年間実質国内総生産(速報)」を公表しました。
2024年第4四半期および年間実質国内総生産(速報)
◈ 2024年第4四半期の実質国内総生産(GDP)は、前期比0.1%成長
(前年同期比1.2%成長)◈ 年間では前年比2.0%成長
※実質GDP速報値は、四半期最終月の一部の実績データを利用していないため、後日発表されるGDP暫定値と差異が生じる可能性があります。
2024年第4四半期のGDP成長率は、対前期比で「0.1%」となり、3カ月前に『韓国銀行』が見込んだ「0.5%」から大きくダウンしました。
1/5になってしまいました。
また通年では対前年比で「2.0%」。Money1でもご紹介したとおり、11月時点の予測は「通年:2.2%」でしたから0.2%ポイントの下落です。
何が効いたのか、細目を見てみると「建設投資」の低迷です。
黄色のマーカーが建設投資ですが、2024年1Qは「-1.7%」、2Q「-3.5%」、3Q「-0.4%」と(全て対前期比)、非常に低調、マイナス成長で推移。
さすがに下げ過ぎで、4Qは「0.3%」と対前期比プラスに転じましたが、それでも韓国にとって非常に重要な建設投資が駄目だったのが足を引きました。
2024年通年では以下のようになります。
建設投資は、対前年比で「-2.7%」、建設業は「-2.6%」と、韓国の不動産・建設業種が大寒波だったことが分かります。
また、設備投資が「-1.9%」となっている点も見逃せません。韓国企業はお金を投じなかったのです。
すでに2025年が始まっていますが、回復するだろうか?――問題です。
(吉田ハンチング@dcp)