韓国・中央選挙管理委員会は腐敗しきった組織である。10年間「すべての採用で不正・規定違反があった」

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韓国の中央選挙管理委員会は最悪です。


↑中央選挙管理委員会。

コネで人事を左右してきた――という監査院の調査結果が出ているのです。

以前ご紹介したことがありますが、韓国の監査院は非常に強い調査権限を持っています。

一応大統領の直属機関ですが、鑑査院法第2条において「職務に関しては独立の地位を有する」と定められています。

「国に関連する団体、行政機関、務員の職務に関する監察」を行う権限を持ち、しかも大統領から独立して動くことが可能な組織なのです。基本、監査院の調査は拒否できません。

この監査院が、選挙管理委員会がいい加減な雇用を行っていたのかを指摘しています。

結論だけいえば、中央選挙管理委員会は10年間にわたって「全ての採用」で不正を行っていた――ことが分かったのです。

読んでいるうちに胸クソが悪くなってきますが、『朝鮮日報』の記事から以下に一部を引用します。これが韓国の現実です。

「選管は家族経営だ」
「親族採用は選管の伝統だ」

韓国の中央選挙管理委員会の幹部たちが、自分の子どもや知人を不正に採用していた問題を調査していた監査院は27日、「選管の職員らがこのように発言していたことを確認した」と発表した。

監査院は、中央選管が全国の地域選管で起きていた特権的な採用を把握しながらもこれを黙認し、むしろ人事関連の法令違反を助長してきたと指摘した。

10年間にわたり、すべての採用で規定違反

監査院が公開した「選管の採用など人材管理実態」監査報告書によると、中央選管と全国の選管が過去10年間で291回実施した経歴職公務員の採用において、すべての採用で不正や規定違反があったことが判明した。

監査院は、選管の不正採用が主に「経歴競争採用(特定の職務経験を持つ人を対象とする採用方式)」で発生している点に注目し、2013年から2022年までの10年間、全国17の道・市選管で実施された167回の経歴競争採用を徹底調査した。

その結果、

・採用公示を出さない、
・書類審査や面接の選考委員を内部の職員のみで構成する、
・採用プロセスのチェックを行わない
など、

計662件の規定違反が発覚した。

中央選管も例外ではなかった。

2013年から2023年にかけて実施された124回の経歴競争採用において、地方選管と同様の規定・手続き違反が216件確認された。

監査院は――、

「このような杜撰な採用手続きの中で、選管の職員が平然と人事担当者に連絡して採用を依頼し、人事担当者はあらゆる違法・不正な手段を駆使して特定の人物を合格させたり、逆に排除したりすることで、公職採用の公平性を著しく損なった」

――と指摘した。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「선관위, 간부 자녀 뽑으며 “여긴 가족 회사” “친인척 채용이 전통”」

また監査院は、キム・セファン前中央選管事務総長の子供、Aさんが採用される過程で特権が提供されていた事実を確認した――としています。

中央・仁川選管は、Aさんを採用するために、欠員がないにもかかわらず経歴競争採用枠を新たに設け、内部規定に反して転勤制限なしで採用を進め、公示とは異なる基準で書類審査を実施しました。

さらに、試験委員をキム前事務総長と勤務経験のある内部職員のみで構成し、Aさんの転勤要件を緩和し、官舎の提供対象ではないにもかかわらず支援するなどの優遇措置を取った――とのこと。

クズどもの群れがここにもいたわけです。


↑いかにも小賢しいコッパ役人という面持ちの中央選挙管理委員会の盧泰嶽(ノ・テアク)委員長。もちろん文在寅大統領時代に任命されています。

監査院は中央選挙管理委員会の腐敗ぶりが分かるリポートを出したわけですが、中央選挙管理委員会は「不正選挙はなかった」と言い張るばかりで調査させようとはしません。

このような腐敗した組織が言うことなど信用できるでしょうか?

尹大統領は、非常戒厳宣布時に中央管理委員会のサーバーに部隊を派遣しましたが、この組織が信頼できないから――が理由だったのでしょう。

監査院長を弾劾訴追した『共に民主党』


↑傑作なことに「公明選挙」と掘られた岩が設置されています。

非常によくできたリポートを発表した監査院なのですが、監査院のトップが逆に弾劾訴追されるという非常に異例の事態が発生しています。

韓国監査院のチェ・ジェハ院長は、選挙管理委員会(選管)の不正採用問題や文在寅政権時代の「脱原発政策」の不当性を調査し、公表してきました。

しかし、『共に民主党』はこれを「政治的監査」だとして非難し、2024年02月28日、国会において弾劾訴追案を可決しました。

この結果、監査院のチェ院長は憲法裁判所の判決が出るまで職務が停止されました。

念のためにいいますが、監査院のTopが弾劾訴追されるというのは韓国史上初めてのこと。不正を指摘した側が制裁を受けるという、まさに異常な状況となっているのです。

こんな逆しまなことが韓国では「まかり通る」のです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が非常戒厳を宣布したとき、Money1でも「気持ちは分かるが……」と書きました。

尹大統領でなくても「お前らふざけんな」と思うでしょう。尹大統領の気持ちに救国の志があったかどうかは分かりません。しかし「巨大野党の数の暴力に対する怒り」があっただろうことは確かです。

(吉田ハンチング@dcp)

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