韓国の通貨「ウォン」のトレンドが注目されますが、2020年01月24日(金)までのところ上掲のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
どうも「1ドル=1,171ウォン超」あたりに強い抵抗があり、これを日足(ローソク足1本が1日の値動きを示す)の実体線で大きく超え、確定させることが難しい状況です。とはいえ1,170ウォンを超えていることも確かで、一応ウォン安傾向が続くと見ることはできます。
新型コロナウイルスのために中国の「人民元」(これはオンショアの「CNY」)も上掲のとおり安値進行となっています。ウォンと人民元は連動する傾向が強いので、この人民元安もまたウォン安傾向が続くと考えられる理由です。
ドルウォンチャートをローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」にすると、上掲のとおり下りの「高値切り下げライン」と、およそ「1ドル=1,154ウォン」に引ける「『ウォン高』のレジスタンスライン」の間に挟まれた三角形の中で値動きしています。
先般からご紹介しているとおりいまだ「三角持ち合い」の中というわけです。
上(ウォン安方向)にブレイクしてさらなるウォン安が進行するとしてもまだ足りません。今週は「1ドル=1,171ウォン」を超えて安値が進行するかどうかが注目点になるでしょう。韓国は本日01月27日(月)は旧正月で祝日です。さて外為市場は「ウォン売り」に走るでしょうか。
追記
01月27日(月)17:50現在(日本時間)、こんな原稿を上げたのが恥ずかしいほどシビアな状況になりました。
「ウォン安」へ爆進です。慌てて以下の記事を上げました。またしても油断しておりました。
南朝鮮「ウォン安」祝日を尻目に爆進! 「1ドル=1,177ウォン」へ
韓国が祝日だというので、また油断しておりました。韓国通貨「ウォン」が安値方向へ爆進しました。2020年01月27日(月)17:50現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引...
(柏ケミカル@dcp)
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