昨日の記事で「持ち合い相場」をご紹介しましたが、最後の方に出てきた「三角持ち合い」については説明していませんでした。そこで今回は「三角持ち合い」についてです。そもそも持ち合い相場は、買い・売りが拮抗しており、値動きが「あるレンジ」で上下している状態のことですが、「三角持ち合い」は、「トレンドライン」と1本の水平ライン、あるいは2本のトレンドラインによって、三角形を形成する相場のことです。
持ち合い相場は、どこかで上昇・下落の「ブレイク」が発生します。
図を見ていただくのが早いでしょう。
その01:「下落のトレンドライン」と「サポートライン」による三角持ち合い
価格が下落するトレンドですが、底値のレベルは維持される持ち合い相場です。この場合は、価格がさらに下落する「ブレイク」が発生するケースが多いといわれます。
その02:「上昇のトレンドライン」と「下落のトレンドライン」の三角持ち合い
上値が下落するトレンドと、底値が上昇するトレンドによる持ち合い相場です。価格が上昇するのか下落するのかは分からないといわれます。
その03:「上値のレジスタンスライン」と「上昇のトレンドライン」の三角持ち合い
底値が上昇するトレンドですが、上値がある水準で止まる持ち合い相場です。この場合には、価格が上昇する「ブレイク」が発生するケースが多いといわれます。
三角持ち合いは非常に有効なチャートパターンである、と指摘する人も多く、これを早く見つけることが儲けるコツなんていわれます。皆さんもチャートをよく見て、本当にそうなのか、を確認してみてください。
(柏ケミカル@dcp)