中国「みんなどこに行ったの?」

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中国の人口は「本当はもっと少ない」という指摘があることは以前にご紹介しました。

そもそも、中国当局が2020年「14億1,200万人」と公表した際に、「うそつけ、12.6億人しかいないはずだ」という指摘がありました。

中国は人口も粉飾するか。「14億人」もいません
『Financial Times』に中国の人口が14億人を割ったのではないかという件について報道を出しました。これは、2020年12月に行われた人口調査の結果がいまだに公表されていないことについての報道です。中国当局が人口減少の衝撃で発表で...

ものすごい乖離なのですが、国家統計局の公表する数字の信憑性に関わっており、本当のところはよく分かりません。なにせ国家統計局の公表する数字に信が置けないからです。GDPはその代表として知られていますが、筆者は穀物の生産量などもウソではないかと疑っています。

人口についての話に戻すと、2025年の春節には非常に興味深い指摘が中国語SNS上に出回りました。

いくらなんでも、ここまで人がいないのはおかしくないか?

――というのです。

中国は「お正月」は旧暦で祝います。新年の春節には皆さん帰省するのが普通なので、大都市圏から田舎へと人の移動が起こります(最近の若者は「帰省しても何もいいことがない」というので帰省しない人が増加中)。

そのため、都市部から人がいなくなるのは分かるとしても、田舎も閑散としているというのです。

都市部に人がおらず、田舎でも同様となると――では、みんなどこに行ったの?――です。

YouTubeの『中国見聞』チャンネルがちょうどいい動画をまとめてくれています。以下をご覧ください。

大都市である広州市が大晦日・新年が人影もまばらでガランガラン。上海もです。一方、地方でも閑散としているのです。もちろんこの動画が伝えることが全てではありませんし、どこに行っても人がいない――なんてことはないでしょう。

しかし、この(旧暦の)新年が驚くほど人出がなく、まれに見る「人はどこに行ったんだ」という状況だったのは確かです。

都市部にも農村部にも人がいない――ちょっと怖い話なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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