2025年08月29日、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、臨時国務会議を開催。

↑臨時国務会議で発言する李在明(イ・ジェミョン)さん。
この国務会議で韓国史上最大規模の政府予算案「2026年度:728兆ウォン」および「2025~2029 国家財政運用計画」を確定しました。
「2025年の本予算:673兆3,000億ウォン」(2回の補正予算をっ含まず)から54兆7,000億ウォン積みました。
約8.1%の大幅増です。
このまま国会を通過すると、政府負債は2026年に140兆ウォン増加し、対GDP比は韓国史上初「50%」を突破します。
それどころか、2029年に政府負債は「1,788.9兆ウォン」に達すると予測されます。
2024年06月05日、『韓国銀行』が「国民アカウントの統計基準」の変更を行うこと――を公表しています。これによって「2020年の名目GDP」を基にすることになりました。
もし「1,788.9兆ウォン」という予測が正しいのであれば――2020年の名目GDPは「2,058兆ウォン」ですから、『韓国銀行』の統計基準を適用すると――2029年の政府負債の対GDP比は「約86.9%」に達することになるのです。
直近まで「政府負債の対GDP比:50%」を超えるかどうか……みたいな議論がされていたにもかかわらず、あと4年ほどでそれが86.9%に達します。
李在明(イ・ジェミョン)さんは、この超拡大予算について、
「今はどの時よりも財政の積極的役割が必要な時点だ」
「蒔く種が不足しているからといって畑を遊ばせる過ちを犯すことはできない。種を借りてでも蒔いて農事を準備するのが常識であり道理だ」
傑作なのは、このドサクサに紛れて、大統領室特別活動費83億元を全部復元している点です。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権時代には、「大統領室特別活動費などお小遣いだ」などと非難していたくせに、いざ自分に政権が回ってきたら「いる」のだそうです。
また予備費も復元して「4兆2,000億ウォン」を編成しています。
左派・進歩系の人士というのは、このような「他人が行えば不倫だが、オレが行えばロマンス」というダブルスタンダードなクズばかりです。
企画財政部兼副首相となった具允哲(ク・ユンチョル)さんはブリーフィングで、
「財政が回復と成長を牽引し、先導経済への大転換を支えることができるよう、総支出を大幅に拡大して編成した」
――と他人事のような説明を行っている。これが財政を預かる担当Topの説明でしょうか。
国民に対して「政府財政の急速に悪化すること」について説明がいるでしょう。
李在明(イ・ジェミョン)さんが大統領を下りるころには、政府負債が対GDP比で90%近くにまで達しているというわけですが、本人はもう大統領をやめるので「後は知るか」で済ませるつもりなのでしょう。
いい加減な連中だ――というのが第一感ですが、韓国の皆さんはよく平気ですね。
今回の李在明(イ・ジェミョン)さんの積極財政について、具潤哲(ク・ユンチョル)企画財政部部長(長官)は、
「単純な『拡張的財政運用』ではなく、成果が出る部門に適切に使う『戦略的財政運用』だ」
――と強弁しています。
韓国政府は持続可能でしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






