韓国では詐欺事件が多いという話はMoney1でも何度もご紹介してきましたが、今回明らかになったのは在韓米軍も巻き込むスゴイ事件です。
韓国メディア『毎日経済』の記事から以下に一部を引用します。
(前略)
カン氏らは2022年10月ごろ、米軍契約庁が発注した米軍基地の主要施設維持・補修工事の入札に参加するため、各種書類をA社名義で偽造した疑いを受けている。彼らは、米軍契約庁が過去に同規模の工事を行った業者とだけ契約を結ぶという点を悪用し、工事実績のあるA社を騙ることを共謀したものと伝えられた。
カン氏らはA社とほぼ同じ名称でB社を設立した後、自分たちがA社の運営陣であるかのように、事業者登録証や経歴証明書を偽造して提出したと把握されている。
その結果、米軍契約庁はB社をA社と誤認し、施設工事を任せた。
B社は2023年04月に約230億ウォンの米韓防衛費分担金が投入される工事を受注し、カン氏らは工事代金の相当額をB社口座に振り込ませ、詐取したと調査されている。
(後略)
取引実績のあるA社に似た名前のB社を設立して、ウソの会社履歴を偽造して提出。見事に工事を受注して代金をB社の口座に振り込ませた――というのです。
「230億ウォン」の工事だというから呆れる他はありません。
傑作なのは、本件について「韓国とアメリカ合衆国の捜査当局が共助捜査を行っている」という点です。
また本件が発覚したのは、「工事がずさんだ」という基地職員からの苦情を受けた合衆国の国防総省(現・戦争省)捜査隊が事実調査に乗り出したことがきっかけだった――とのこと。
調査する中で「あれ、この提出書類、おかしいぞ」となったわけです。
在韓米軍基地の工事費用を韓国人の詐欺師が横領して「おから工事」をやったわけで、これには合衆国もカンカンでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)






