韓国「生産・消費・設備投資」推移⇒ 設備投資が激減「-14%」半導体の生産が「-26%」

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経済成長にとって重要な要素は「生産・消費・設備投資」です。

韓国の統計庁は毎月「産業活動動向」を公表しており、Money1でも都度都度ご紹介しています。2025年直近4カ月分の推移(対前月比)を見ると以下のようになります。

10月に消費が対前月比「3.5%」と大きく増加していますが、これは韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんの肝入り企画「消費クーポン」が効いたためと思われます。

だだし、先にご紹介したとおり「実質消費」は(第3四半期に)マイナスだったことを見逃さないでください。

また生産(全産業)は横ばいで続いていたのですが、10月には「対前月比:-3.6%」と大きく下落しました。

ご注目いただきたいのは「設備投資」で、10月に「対前月比:-14.1%」。こんなに落ちるかね、というほどの下落です。企業が未来に対して慎重になっている明確なシグナルであり、
今後の生産・雇用・成長率に悪影響が出る可能性を確認しなければなりません。

上記のとおり、全産業の生産が「-3.6%」となっていますが、ある業種が強くマイナス方向に引っ張っています。この内訳を見ると――、

自動車:+8.6%
半導体:−26.5%
卸小売:−3.3%
保健・社会福祉:+1.7%
(後略)

――「半導体」です。

半導体の生産が急激に落ち込んで、これが全産業の生産を押し下げたのです。この事実は、韓国製造業の生産がいかに半導体に依存しているのかを示す結果でもあります。

(吉田ハンチング@dcp)

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