『韓国銀行』李昌鏞総裁の警告「高値づかみになるぞ」は現在も有効か。

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『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の3年前の言葉が今また韓国で注目されています。

先にご紹介したとおり、現在ウォン安がいまだ天井圏の戦いを見せており、こちらが決着しておりません。海外の投資に資金が集中していることが、ウォン安を推進している一つの要因と目されているいるのですが。

ウォン売り・ドル買い ⇒ 海外投資――というルートを行く過程でウォン安が進むのです。

去る2025年10月、ウォン安が天井圏の戦いを行っていたとき(以下の青の矢印の部分:チャートは『Investing.com』より引用)、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は次のように述べたのです。

「海外のリスク資産に投資して、為替レートが上がれば(ウォン安が進行すると)利益が出ると考えるが、為替レートが正常化することを考慮すれば、高値づかみになる可能性が大きい。

これに対する考慮が必要だ」

「政策だけでなく為替変動性と現在の状況を見ると、ドルウォン相場が「1ドル=1,200ウォン」台で決めた海外投資戦略を、1,400ウォン台となった今、もう一度考え直してみるのが良いのではないか、と個人的意見を申し上げたい」

今投資してウォン安に進めばいいが、もしウォン高に戻ったら高値でつかんだことになって大損するぞ――と警告したのです(於:2022年10月12日の金融柄委員会の記者ブリーフィング)。

そして、その後の推移はウォン高に触れ、10月の始値「1ドル=1,440.23ウォン」から、12月の終値「1ドル=1,260.92ウォン」まで戻したのです(月足での値)。

約12.5%の下落です。高値づかみした人は阿鼻叫喚の地獄絵図となったでしょう。

李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は「個人的意見を申し上げたい」としながら警告を発してくれたのです。

3年たちましたが――今回のウォン安騒動は、同様の警告が効果があるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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