先にご紹介したとおり、中国で火事が連続発生しています。
今度は鉄道事故です。2025年11月27日の一日で2件の鉄道事故が発生。痛ましいことに計13人が亡くなりました。

まず2025年11月27日0時27分頃、四川省徳陽市の宝成線、徳陽駅〜黄許鎮駅区間で21016次貨物列車が走行中に鉄道保守作業員2人と衝突。この2人は亡くなりました。
以下は当局が出した状況通報です。
綿陽車務段(成都鉄路局)
2名の作業員が貨物列車にはねられ、不幸にも死亡
11月27日未明、宝成線の黄許鎮〜徳陽区間において、2名の作業員が隣接線路(隣線)に進入したところ、通過中の貨物列車にはねられ、不幸にも死亡した。
事故発生後、鉄道当局は速やかに応急救援を実施し、輸送秩序を回復させ、善後処理を開始した。事故の詳細な原因は現在調査中である。
鉄道当局は、犠牲者に深い哀悼の意を表し、また遺族に深甚なるお見舞いを申し上げるとした。
今後、事故の教訓を深く汲み取り、鉄道輸送の安全と安定を全力で確保するとしている。
もう1件。
同日、2025年11月27日0時35分頃、中国雲南省昆明市の洛羊鎮駅において、地震観測機器を検査するための「試験列車」55537次試験列車が走行中、線路上にいた作業員グループと衝突。列車はカーブを走行中だった――とされています。

この事故では11人が亡くなり、2人が負傷となりました。
以下は当局が出した状況通報です。
昆明市洛羊鎮駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生
11月27日未明、地震観測設備を検測していた 55537次試験列車が、昆明・洛羊鎮駅構内の曲線区間を通常運行で通過していた際、線路に進入していた施工作業員と衝突し、11人が死亡、2人が負傷した。
事故発生後、鉄道当局は直ちに 応急予案を起動し、地元政府と共同で負傷者の救護および緊急救援活動を実施した。
現在、同駅の輸送秩序はすでに正常に回復しており、負傷者の治療および関連する善後処理が秩序立って進んでいる。事故の詳細な原因は調査中である。
鉄道当局は、犠牲となった人々に対し深い哀悼の意を表し、また犠牲者および負傷者の家族に 深甚なるお見舞い を申し上げるとした。
今後、関係責任者に対しては法令・規程に基づく問責を行い、事故の教訓を深くくみ取り、鉄道輸送の安全と安定を全力で確保するとしている。
11月27日には鉄道事故が2件起こり、13人が亡くなる、悲痛という他ない結果となったのです。
安全性を確保する努力がなされていたのかが非常に疑問です。
(吉田ハンチング@dcp)








