『韓国銀行』「2025~2027年は経済成長率は1%台」予測 ⇒ 現実になれば史上最悪。

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2025年11月27日、韓国の金融通貨委員会は基準金利を2.50%に据え置きました。

同日、『韓国銀行』は「経済見通し」(いわゆる「Indigo Book」)を公表しました。摘要の部分だけ和訳すると以下のようになります。

■成長率見通しは、今年 1.0%(08月時点予測:0.9%)、来年 1.8%(08月時点予測:1.6%)へと上方修正

■米国関税の影響にもかかわらず、半導体景気の好調、内需の回復傾向により、成長ペースが拡大する見通し

■今後の成長経路には、グローバル通商環境、半導体景気などに関連した不確実性が依然として存在

■消費者物価上昇率は、今年・来年ともに 2.1%(08月はそれぞれ 2.0%、1.9%)と予測

■国際原油価格の下落など下方要因にもかかわらず、高まった為替レート、内需不振の緩和などの影響により、前回の見通し経路をやや上回ると予想

■今後の物価経路は、国内外の景気動向、為替レート・原油価格の動き、政府の物価安定対策などの影響を受ける見通し

付記:『経済見通し IndigoBook』(2025年11月)。以上。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「経済展望(2025年11月)」

『韓国銀行』の成長率見通しは、2025年に1.0%、2026年に1.8%と上方修正されました。それはいいのですが、このリポートでは以下のような部分があります。

2025・2026年の経済成長率が08月の予測より上がったのはいいのですが、『韓国銀行』は2027年を「1.9%」と予測しています。

つまり、『韓国銀行』は3年連続で1%台でとどまる――と見通したわけです。

もしこれが現実になると、1953年に関連統計が作成されて以来、史上初のことです。

また、『韓国銀行』は「人工知能(AI)バブルがはじけ、半導体需要が停滞すれば、来年・再来年の成長率は見通しよりさらに下落し、潜在成長率を下回る可能性もある」と分析しています。

もちろん「当たるも八卦当たらぬも八卦」ではありますが、ご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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