対ドルでウォン安が進行しています。通貨当局は(恐らく)防戦に必死でしょうが、うまくいっていません。
面白いことに、ウォンは中国・人民元に対しても安値進行を続けています。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:日足/オンショア人民元・ウォン)。

上掲のとおり、2025年07月01日にダブルボトムをつくったあと、ウォンは対人民元でどんどん安くなっています。
2025年12月17日、「1元=209.99ウォン」まできました。
これが何を意味しているかといえば、輸入コストの増大です。
ドルで取引するにせよ、人民元を使うにせよ、どちらにしてもウォン安は輸入コストを増大させます。この輸入コスト増大は、インフレにつながります。
韓国では「物価高をもっと抑えなければ」という議論が熱くなってきましたが、ウォン安の進行がインフレのも大きく影響しているのです。
(柏ケミカル@dcp)





