韓国が「不況型黒字」に陥っている証拠がまた一つ

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2020年09月15日、『韓国銀行』から「08月の輸出入物価指数」のデータが公表されました。

これはかなりユニークで面白い統計INDEXです。

韓国が輸出する物品輸入する物品の「物価」がどのように変化しているのかを調べたものです。各アイテムごとに重み付けして計算され、2015年を100として表されます。

「輸入品の価格」が大きく下がっている!

2020年08月の結果は以下のように非常に興味深いものとなっています。

輸出物価は「前月比:0.2%下落」、「前年同月比:6.8%下落

輸入物価は「前月比:1.1%下落」「前年同月比:10.5%下落

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年8月の輸出入物価指数」

まず、輸出物価は前月比、前年同月比でマイナスが進行していますので、輸出金額は回復していないということです。物価が下がっているので同じ量を輸出したとしても金額は戻りませんから(コロナで輸出は減少しています)。

さらに、「輸入物価の下落の方が大きい」という点が重要です。前年同期比では「10.5%」も下落しています。輸出は「6.8%減少」なのに。

貿易のもうけは「輸出 – 輸入」で計算します。

つまり、輸出(額)が減少しても、輸入(額)がそれよりさらに下をいくので「見かけ上利益が出る」、もしかしたら「利益が増えたように見える」ような状況だということです。

こういうのを「不況型黒字」といいますね。

今回のデータも韓国が「不況型黒字」に陥っている証拠の一つというわけです。

(柏ケミカル@dcp)

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