「実行しないんだったら借金してまで予算組まなくてもいいじゃん!」という話です。こういうところはしっかり記事にする韓国メディア『朝鮮日報』の記事ですが、
第3次補正予算で組んだ全事業費:19兆1,000億ウォン
(歳入補完・予備費および予備的性格の事業を除く)
(歳入補完・予備費および予備的性格の事業を除く)
のうち、2020年08月31日までに「12兆3,000億ウォン」(64.6%)が執行されたことが分かりました。
つまり、
6兆7,638億ウォン(35.4%)は未執行
というわけです。
同記事によれば政府各部の予算執行率は以下のとおりです。
企画財政部:25.3%
外交部:33.6%
調達庁:33.7%
教育部:34.8%
保健福祉部:35.7%
文化財庁:44.9%
雇用労働部:49.6 %
文化体育観光部:47.3%
さらに面白いのは、以下の部分です。一部を引用します。
(前略)3次補正事業予算の半分も使わなかったことが分かった。
野党の分析によれば、細部の事業では3次補正予算の執行が「0ウォン」である事業が続出している、という。
事情がこうであるにもかかわらず、政府・与党は、連日「7兆8,000億ウォン規模の4次補正の迅速な通過」を重ねて強調している。
(後略)
「執行しないんだったら借金してまで補正予算なんか組むなよ!」「第4次補正予算の議論の前にすることがあるだろう」という、至極もっともな話です。
もっとも執行したくてもお金がないのかもしれませんけれど。投資家が国債を買ってくれない、とか。
(吉田ハンチング@dcp)