韓国企業『SKイノベーション』の子会社『SKバッテリーアメリカ』の工場がアメリカ合衆国ジョージア州で建設中なのですが、そこで働いていた韓国人13人が、2020年09月23日、合衆国国土安全保障局(HIS)に逮捕されました。
「不法就労」の疑いです。
本件を報じた『亜州経済(韓国版)』から以下に一部を引用します。
(前略)
HSIは、総領事館に「韓国人労働者13人が、電子渡航認証システム(ESTA)による合衆国への入国の要件に違反した」と通知した。韓米間のビザ免除プログラムであるESTAを通して米国に入国した後、別途の措置なしに現地で就職をしたり、労働活動を行ったりした場合、不法労働とみなされる。
今後は、HISの調査後、合衆国移民税関取り締まり局(ICE)を経て、強制的に追放されるものと思われる。
(後略)⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「SKイノベーション『米国の不法労働』容疑……米で韓国人13人を逮捕」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
疑いが事実であれば逮捕もやむなしなのですが、問題はこの現場ではこれが初めてではないことです。
実は、2020年05月にも『SKバッテリーアメリカ』の工場で働くというので合衆国アトランタ空港に入国した韓国人労働者「33人」が強制追放になっているのです。
そのため目をつけられていたものと思われ、同記事にも以下のようにあります。
(前略)
08月には、ダグ・コリンズ下院議員がICE(合衆国移民税関取り締まり局)に書簡を送り、「『SKイノベーション』の合衆国工場建設に関する韓国人の不法入国・就労状況を全面調査してほしい」と促した。
(後略)
まずいのは、労働者を現地で雇用しないという点にあると推測されます。中国がアフリカで行っているのと同じですが、工場建設にも自国から労働者を連れていくということをすると、現地の雇用が促進されないと反感を買うのです。
同社はすでにマークされているようですので、さすがにこれ以上の不法労働者を使うのはまずいのではないでしょうか。
(松田ステンレス@dcp)